棚卸し

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水産にとっての棚卸しはその期間の利益状況を確定させる重要な業務です。

この棚卸しの精度によって担当者の能力が問われます。

また会社にとっても正確な利益を算出するために非常に重きを置くところです。

その結果によって悲喜交々のドラマが生まれることもしばしば。

ここをしっかりマスターしましょう。

目次

棚卸しの意義

棚卸しは一定期間の会社の利益状況を把握する手段です。

これが正確でないと経営判断にも悪影響を及ぼします。

ただ一定の労力も必要となりますので正確に確実に行える環境を作っておく必要があります。

棚卸しの目的

棚卸しの目的は次の3点です。

  1. 利益の確定
  2. 不良在庫の発見除去
  3. 売れ筋、死に筋商品の把握

1.の利益確定部分が一番大事なのは当然です。

ただ他の項目も営業する上で意外と重要です。

棚卸しの重要性

棚卸しをすることでその期間の利益状況が把握できるというのは先述の通りです。

棚卸しの結果は営業成績ほかPL帳票、BS帳票などの経営資料にも大きな影響を与えます。

また何よりも部門損益を出すための最も大事な数字になります。

これは言い方を変えると自分の仕事の通信簿にも影響与えるということです。

なので精度の高い内容でなければなりません。

棚卸しの種類

棚卸しの種類は、鮮魚部門では最終原価法と売価還元法の2種類が採用されています。

最終原価法をとっている会社が多いようです。

より正確な数値を算出できるやり方で仕入金額を基準にします。

売価還元法は売っている値段から算出するやり方です。

数える方としては簡単です。

ただ原価率で原価金額を出すので仮の原価の算出ということになります。

値入率を設定次第というところもあります。

決して正確ではありませんが会計法によって認められています。

いずれも一度決めたら途中で変えることはできません。

棚卸しの回数

棚卸しは基本は月一回します

ただ鮮魚は中間棚卸しとして月中にやる会社が多いです。

また利益状況が悪い店や資金繰りが悪い会社などでは毎週末にやらされたりすることもあります。

棚卸しのやり方

棚卸しは基本、商品を目視しながら在庫数量を数えます。

2人で行うルールにしているところが多いです。

在庫の数え方

数えた数量の計上は今は端末で計上することが多いです。

棚卸し表に手書き記入している店もあります。

いずれも計上した数量を記載した棚卸し表を作成します。

対象商品

棚卸しをする商品は大きく分けると2つに分かれます。

  1. バック在庫
  2. 売場在庫

他にストックした在庫がある場合はそれも加えます。

棚卸しの開始時間

棚卸しの開始時間は会社によって決められています。

基本的な考え方としては在庫の二重計上は好ましくないので営業終わってからするのが理想です。

ただ現実は営業中にすることになるので数えた分は棚卸しから減算する必要があります。

それも正確でない場合が多いので結果としては早くするのは良くないということになります。

現実的には夕方にすることになると思います。

基本的な仕組みは以上ですが会社によって違いますのでそれに従ってください。

棚卸しの結果

棚卸しの結果は部門損益に直結します。

日々は差益管理して利益状況を確認していると思います。

この棚卸しによって具体的なその期間の損益が確定します。

期末棚卸し金額という言い方をします。

この棚卸し金額が部門損益帳票に計上されて部門の荒利高、荒利率が算出されます。

その結果があなたの成績になります。

またその後店舗全体の損益も確定します。

そしてこの棚卸しの結果は翌月の機種棚卸し金額になります、

棚卸しの注意点

棚卸しをやる側としてその負担は非常に大きいです。

日頃から定位置管理や不良在庫の処理をしておくと棚卸しがやりやすくなります。

また棚卸し直前の仕入れも控えめにした方が数えやすいでしょう。

ただ欠品や品薄感を出すと売りに影響するのでほどほどに。

ここは企業ごとに考え方が違うので確認しておきましょう。

棚卸しの裏技

棚卸しの裏技があります。

簡単にいえば棚卸しを楽するやり方です

ここは公開するのは支障があるので個別にご案内します。

まとめ

棚卸しは面倒くさいですが重要です。

それがわかるようになれば一人前といえるでしょう。

細かい計算方法などは講義でご案内させていただきす。

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